いわゆる「リセット世代」

私はいわゆるファミコン世代だ。自宅にファミコンはなかった*1が、友達の家に行けば雨や雪の日は結構ファミコンで遊んでいた*2
自分が気に入らない結果になるとリセットできてしまうゲームに慣れ親しんだ世代は「リセット世代」と呼ばれるらしい。
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自分が気に入らなければなんでもリセットできると思っているため、他人とのコミュニケーションがうまくいかず犯罪を犯してしまう可能性が高いらしい。…そんな馬鹿な!?ならば寺子屋でそろばんを習っていた世代は「ご破算世代」か?積み木遊びや粘土遊びで形が気に入らないからと自分が作ったものを叩き壊してしまう幼児は「破壊世代」だろうか*3。マンガでお爺ちゃんが負けが決まった碁盤などをひっくり返して無理矢理ドローに持ち込んでしまうのも世代のせいか?現行や論文や恋文の書き出しがうまく書けずに書きかけた紙を何度も丸めて捨てていた人たちはなんと呼べばいいだろうか。

このインターネット上での行為に麻痺し、実際の人間関係のそれと混同し始めたときの結果は、みなさんも容易に想像がつくだろう。

こんなものは「容易な想像」ではなく「安易な妄想」である。「インターネット上での行為に麻痺し、実際の人間関係のそれを混同」するのはゲーム世代ならではの特性なのか。こんなものは個人差だろう。ゲームに慣れ親しんだ世代がそれより上の世代よりインターネットによるコミュニケーションを行う割合が高いことはありそうなので数は多いかもしれない。また、上の世代よりもいわゆる「リテラシーの低い*4人間」が利用する確率も高くなるだろうから確率も上の世代よりは高いかもしれない。だが、それをなんの調査・検証もせずに「リセットボタンのせいだ」とするのは「ゲーム脳脳(笑)」の一種ではなかろうか。この文章の筆者は他の世代はその心配がないという確固たる証拠をお持ちなのかもしれないが、その場合はぜひともこのリセット世代の人間にその証拠をご披露願いたいものだ。
実はリセット世代は「皆が雨宮世津子と同じ能力を持った世代」ならすげーよな。と、最近話題になっている「ライトノベル」ねたで無理やりオチをつけてみるテスト。

*1:初代PCエンジンはあった

*2:小学生のころは夏場は毎年「秘密基地」の建造に忙しかったのでファミコンで「遊ぶ」暇なんてほとんど無かったのだが。我ながら絵に描いたような少年時代である。

*3:「世代」なんてくくりがあるはず無いが

*4:この表現は好きではないけどいい言葉が思い浮かばなかった