Bitcoinに対する疑問点二つについて調べてみた

以前、世間を大いににぎわせたBitcoin。時々文章を読んでぼんやりと理解したつもりだったのだが、以下の二点がわからなかったので調べてみた。

(取引所等を経由しない)送金時の送金手数料はどこに行くのか?

Bitcoinでは個人間の送金時でもわずかな送金手数料が発生する。その発生した手数料はどこにいくのだろうか?

ビットコインでの送金手数料を比較してみたら驚愕の事実がわかった!! | Bitcoin Matome Information 〜 ビットコインまとめ情報 〜

によると、

ビットコインの手数料はどこに消えてしまうのかをリサーチした結果、再び新規ブロックに埋め込まれるそうです。そうすることで、上手く循環する仕組みになっています。

ということなので、答えは「誰のものでもない宙ぶらりんの状態になる」ってところだろうか。

すべてのBitcoinの採掘が完了したあと、取引に必要な計算を行うモチベーションはどこからわくのか?

Bitcoinの発行量にはあらかじめ上限が設定されているので、現在Bitcoinを入手するために行われている採掘(というなの取引の承認処理)はいずれ「掘りつくす」瞬間がやってくる(2040年頃らしい)。それまでにもだんだん採掘で得られるBitcoinの量は減少していくとのことなので時間が経てばたつほど採掘のメリットがなくなっていく。

そこで一つ目の疑問で出てきた「宙ぶらりんになった送金手数料」が新たな報酬となるらしい。

取引手数料 - ビットコイン用語集 - ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト

さらに

大石哲之のビットコインの仕組み入門(2)ビットコインの発行上限と、採掘量が減っていく仕組み | 日本デジタルマネー協会 / ビットコイン / Bitcoin

によると

そのために、手数料が主な発掘者の収入源になります。手数料はある程度自由に設定できますが、手数料をゼロとすることもできます。将来的には、ゼロとしたら、その取引が元帳に記入されるのは凄まじく時間がかかることになるかもしれません。発掘者は手数料が高い取引から順番に、ブロックに記帳を試みていくだろうからです。

ということらしい。上記2サイトの内容から

  • 手数料は送金者が設定可能
    • 一定の条件を満たすと手数料0とできる取引もある
  • 手数料を高く設定すると早く取引が成立し、低すぎると却下される可能性が出てくる
    • 計算量が多くなると手数料目当てに高い手数料の取引から処理され、手数料が低い取引は後回しにされるため
  • 少額取引の手数料は高めに設定されている
    • 大量の少額取引を一度に実行すると計算が間に合わなくなり、一種の攻撃として機能してしまうため

ということが分かった。なるほどよくできている。