会社はアホじゃない

決定事項が目指す方法論は馬鹿げていても、その決定事項の目的はほとんどの場合、間違っていません。会社はなにか問題を見出したからそれを改善しようと何がしかの決定を下しているのであって、そこに問題があるのは事実です。解決法が間違っているように思えても、その間違いをただ指摘したところで、それで何にになるの? それで問題が解決するならそれでいいけど、そんなんじゃ、問題って解決しないよね?

全く持ってその通りだ。ウチの会社も文句をつけるだけでうごかない人が多すぎる。自分を含めて考え方を変えないとやっていけないと思う今日この頃。

決定事項で決まった方法論が間違ってると思うなら、自分たちで違う方法論を提案して、こちらの方法でやらせてくださいと言ってみればいいんじゃないでしょうか。あるいはもっといいのは会社の示した方法論にしたがって見ることです。実はその解決方法が間違ってみえるのは、単に現場が現状の文脈でみた客観性を欠いた目で見るから、会社の提示してきた方法が間違ってみえるだけのことが多かったりするので。

最近の自分の目標の一つがこの「方法論が間違っている」と思ったときに別の方法を提案してみること。それで相手が認識していなかった点をしらせることが出来る場合もあるし、逆に自分の無理解が判明する場合もある。相手だって意思疎通が可能な人間なのだから言ってみれば某かの出力は帰ってくる。自分にとって幸運だったのは、周りに下っ端の自分がこういった態度をとることを許容してくれる環境があった、ということだろう。

それに何より忘れちゃいけないのは、たいていの場合、問題解決のための業務命令は、現場がいつまでたっても自分たちで解決しようとしない問題に対して、改善命令を出す場合がほとんどで、それは会社がむしろ現場をサポートしようとしてるわけです。

自分も会社の決定事項に不満を持つときはこの視点を忘れている。この意識を忘れないようにしないと先々自分も成長できないし会社も良くならないだろうと反省しつつメモメモ。