最近読み終わった本

社長失格

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

人生の絶頂と奈落を二年足らずで味わった元ベンチャー企業の社長が綴ったノンフィクション。ジェットコースターのような流れに翻弄される筆者の濃密な時間からその時代の国内の情勢と起業の現実が読み取れる。読み物としても面白く、学ぶべき点も多い良書。
ただ、最初から結末がわかっている話とはいえ、序盤からネガティブな要素がどこにあるか書かれてしまっているため、上り調子の時の話でさえちょっと冷めた目線で見えてしまうところが(読み物としては)残念。

リリアとトレイズ(4)イクストーヴァの一番長い日(下)

リリアとトレイズシリーズの最終巻。囚われの「お姫様」リリアを助けるために「ヘタレのトレイズ」さんが死力を尽くすお話(非常に語弊あり)。
四冊読むうちにリリアのフルネーム「リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ」は空で言えるようになってしまった。