移行アシスタントでiTunesのライブラリを移行

私は現在自宅でCore Duo搭載のMac miniPowerPC G4搭載のiBook G4を使用している。5/9にも書いたことだが、せっかくMac miniを購入したにもかかわらずiBookの使用頻度はMac miniのそれを上回ったままだった。これは以前書いた「液晶ディスプレイをHDDレコーダと液晶ディスプレイを共用している」ことのほかに「iPodと同期するiTunesライブラリがiBook上に構築されている」という点が非常に大きい。帰宅時に「iBookを開いてレジューム解除→iTunesPodcastの更新をチェック→iPodクレードルに挿し、iPodから再生回数のデータを更新しつつPodcastを転送」という作業を習慣化していたため、ついでにiBook上で立ち上げっぱなしだったFirefoxlivedoor ReaderGmailはてなアンテナをチェックするという流れになっていた。これではもったいない、ということで土曜日にMac OS X 10.4付属の「移行アシスタント」でiTunesのライブラリをiBookからMac miniに移行した。移行アシスタントの使用は初めてだったが、使ってみて以下のことがわかった。

  • 移行アシスタントでは全ての環境の移行だけでなく、アプリケーションだけの移行やユーザフォルダを含むアカウント情報のみの移行が行える。
  • 「ムービー」や「ミュージック」など、ユーザ名フォルダの下に含まれるデータはユーザアカウントの一部として移行される。
  • 旧環境と新環境で同名のユーザが作成されている場合、移行を行うと新環境のユーザのフォルダとその中のデータはは「削除されたユーザ」というフォルダの下に退避される。
  • 旧環境のユーザがそのまま再現されるため、Dockの設定なども旧環境の設定がそのまま再現される。アプリケーションを移行せず、Dockに登録されているアプリケーションが新環境にインストールされていない場合はDock上のアイコンが「?」になる。
  • 「削除されたユーザ」以下のデータは当然ながらFront Rowからはアクセスできない。利用するためには移行されたユーザのフォルダにデータを移動させる必要がある。(必要なデータを全て移動させて「削除されたユーザ」は削除してしまうことが望ましい。容量の無駄だから。)
  • 「移行アシスタント」で移行した環境ならばiPodも何もせずにそのまま同期可能。