人力検索の改悪?

近藤社長の日記の「新しい人力検索」によると

質問登録をしようとした時に、過去の「おとなり質問」が表示されて、「もしかしてこの質問で解決したりしませんか?」と教えてくれる

ようになったらしい。社長が想像している「ダイアリーユーザで人力検索を利用しないユーザ」に含まれる私は今回のリニューアルに全然関心がなかったので知らなかったのだが、上の改善点ってはてな営業の短期目線だともの凄い改悪な気がする。株式会社はてなにしてみればユーザがどんどんはてなポイントを購入してジャンジャカ質問してもらうのが筋だと思われる。しかし
この人達はより質問「させない」方向に誘導する機能を平気で追加する。これは想像だが

  • 「質問によって支払われたはずの手数料の減少」より「重複する質問による冗長な情報の増大」をより大きな問題点である。情報の品質の面でも、全体のデータ量の面でも。
  • ダイアリーにあるんだから人力検索にだってあってもいいじゃん。
  • サービスをよりよい状態に持って行けば利用者が増えて収益は後からついてくる(かも)

なんていう風に考えているのかと思ったり思わなかったり。コレもシステムを維持する費用が極端にチープになっている今だからこそ出来るマッタリ戦略なのだろう。すごいぜチープ革命
既存の大会社が既存の感覚でお高いシステムを作ったら同じ事は出来まい。極端に小さなチームで極端にチープな環境で細々とやれば実現できるんだろうけど、ソレをやろうとする既存の大会社はなかなかあるまい。あれだ。「偉い人にはそれが解らんのですよ!」