ネット書店選び

私は書籍購入の際には今までは

を利用していた。7andYはセブンイレブンで受け取れば送料が無料、bk1は一人暮らし.net経由で購入すると5%のキャッシュバックが受けられたからである。しかし一人暮らし.netのキャッシュバックが終了してしまった*1ため、bk1を利用する動機がなくなってしまった。そこでオンライン書店をいくつか比較してみた。

amazon

言わずと知れた最大手。書籍に限らずCDや家電やおもちゃまで売る化け物。キメこまやかなパーソナライゼーションと便利なWebサービスで他の追従を許さない。

7andY

セブンイレブンとソフトバンクが共同出資する二番手。最大の特徴はセブンイレブンで商品の受け取りをすれば、値段にかかわらず送料が無料な上にクレジットカードもいらない*2

bk1

TRC、日経BP、アスクル、富士通、日本経済新聞社、電通、エヌ・ティ・ティ・エックス、角川書店、丸善の友情パワーもとい共同出資で設立された。外資系*3の驚異を恐れた国内企業の集合体というかTRCや丸善の実験場だったというか、とにかく微妙な生い立ちを持つ。今はかなり危機感を持ってamazonを追いかけようとしているようだが、設立時に某社*4が作って放り投げていったシステムが非常に拡張しづらく、現在でも足を引っ張り続けているという微笑ましい日本的企業である。ちなみにTRCの影響で図書館系のDBを利用するという特徴もある。

楽天ブックス

「楽天」と書籍流通大手「日販」のジョイントベンチャー。日販と繋がりがあるのにamazonの方が安く(というか取り分が多く)本を日販から仕入れていたり
、プロ野球参入時は成人向け書籍のページが祭り上げられたりと何かと不幸なところ。以前は楽天証券のアカウントを持っていると3%のポイント還元などをやっていたような気がするけど、探してみたら見つけられなかった。

livedoor books

livedoor Recycleと連動して新刊と中古本*5を一緒に買うことが出来る。amazonのマーケットプレイスとは違って中古であっても一度livedoor側で買い取っているので発送は同時に行われ、送料の計算も一緒*6。一応livedoor pointもつく。

思いつくままに列挙してみた*7。それぞれの利点はこんな感じか。

  • amazonは既にウィッシュリストを利用しているし、何よりシステムが便利。
  • 7andYは送料を気にしなくてもいいし、一人暮らしの社会人の場合は日中に配達されるよりも好きな時間にコンビニに取りに行ける方が便利な場合も多い。
  • bk1は…特に思い浮かばない。
  • 楽天ブックスは楽天ポイントがもらえることがメリット。楽天で買い物しなくても、他のポイントに交換出来るので変換出来る*8ポイントをためている人には利点になる。
  • livedoor pointがもらえる。もらえるけど…もらってもあまりうれしくない。departがもっと使えるようになればいいのだが。それよりは中古本*9を同じ画面で眺めてまとめて会計してまとめて送ってもらえることが一番の特徴か。リサイクルの集まり具合によってはよいサービスに化けるかも。

利便性ではamazonか7andY、ポイント目当てなら楽天ブックスといったところか。amazonがコンビニ受け取りが出来るようになれば何も悩むことはなくなるのだが。とりあえずは利便性優先で。

全然関係ないけど、どこかのコンビニ(特に全国制覇しているローソン)で、通販の受取兼決算の窓口になるようなサービスを始めてくれないだろうか。決算はクレジットカードで代用できるけど受取は独り身としては如何ともしがたい問題だ。

*1:公式のアナウンスを見つけることができなかったのでそのことにふれているダイアリーにリンク。

*2:受け取り時にレジで精算

*3:amazonやBOL。ちなみにBOLは2001年にbk1(ブックワン)に営業移管して日本から撤退している。その辺を頭に置きながらオンライン書店のbol.comが,アマゾン上陸に余裕を示すワケの様な記事を読むと目頭が熱くなる。

*4:共同出資しているメンツから想像されたし

*5:古本のlivedoor的表現

*6:だと思う。探してみたけど特に記載がないのでとにかく合計1,500円以上であれば送料無料になるモノと思われる。

*7:クロネコヤマトブックサービスとか、コンピュータ系書籍専門のcbook24とか電子書籍販売サイトとかあるけど今回はあえて無視

*8:ANAのマイレージとか

*9:古本